今月の花巻

おはようございます。

ホームの階段をダッシュで駆け上がると目眩を起こしてぶっ倒れそうになる彩木です。そろそろ本格的にトレーニングを再開しなければ!

 

さて、本日は毎月恒例となっいてる花巻の四季を感じる旅&イーハトーブ館で好きな童話を朗読する会のため新花巻に向かっています。

 

イーハトーブ館では「水仙月の四日」←四月だもん!と、「注文の多い料理店」「めくらぶだうと虹」を朗読します。

イーハトーブ館にお立ち寄りの際は、是非ホールを覗いてみてください。

賢治さんが書き綴った言葉そのままの文章を朗読するので難しいと感じるかもしれませんが、それも含めて賢治童話の魅力を伝えていきたいと思っています。

 

そして、今日は終わったら「温泉」ではなく、すぐ「江刺」に直行します。

 

「かふぇ小豆」さんでの朗読会。

初めての試みでドキドキですが、賢治さんを通して色々な方と出会える幸せを感じています。

「かふぇ小豆」さんでは「虔十公園林」と「永訣の朝」を朗読します。

2つとも好きな作品ですが、自分で語ったことはありません。

特に心象スケッチ「永訣の朝」は……とても不安でした。

 

このお話をいただいてから20日間、「永訣の朝」に手をつけることができませんでした。賢治さんの体験がそのまま記されていて、畏れ多くて言葉を発することができなかったのです。

方言も、大きな壁でした。

多くの方々がこの詩を朗読されているので、ただ……聴いていただけ。

 

「あめゆじやとてちてけんじや」

 

「とてちて」なのか「とってちて」なのか。

どちらもある方言ですが、私が選んだのは「とってちて」。

 

岩手で生まれて、岩手の空気を感じて育ったわけではないので、賢治さんの気持ちを表現することはできません。

でも、やっと、私の「永訣の朝」を見つけました。

 

大切な人との別れ。

その根底には「銀河鉄道の夜」で感じた「別れ」がありました。

逆か……銀河鉄道の夜の根底に永訣の朝ですよね。

ポランの会では永訣の朝の前に銀河鉄道の夜を深く掘り下げたので、銀河鉄道の夜方がスタートになってるみたい。

 

本当は賢治さんとトシさんで朗読できればいいのですが、まだまだ難しいです。

私なりに「別れ」の想いを表現できればと思っています。

 

「青い蓴菜のもやうのついた

これらふたつのかけた陶椀」

 

「わたくしをいっしゃうあかるくするために

こんなさっぱりした雪のひとわんを

おまへはわたくしにたのんだのだ

ありがたうわたくしのけなげないもうとよ

わたくしもまっすぐにすすんでいくから」

 

私の中にも……あった。

 

「かふぇ小豆」さんでお会いできるのを楽しみにしています。

 彩木香里