孔雀の玉座

皆さんどうもこんにちは。

最近どんどんやることが増えてきて、泥のように眠れる日が1日くらい欲しい鈴木です。

めちゃめちゃふかふかなオフトゥンと枕で一日中ゴロゴロしたいです。

1日だけでいいんだ…。

 

今回はどんなことを書きましょうか。

ブログは今までやったことがなかったので、こう定期的に書くとなるといつも書くことに迷います。

作品についても、僕はまず神話や経典なんかに書かれている事と関連する要素が出てくるとついそれに反応してしまうので、内容も偏りがちです。

でも、普段稽古でそれについて語ることなんてないので、やっぱりその辺で攻めて行こうかなと思います。

因みに鈴木はギリシャ神話と北欧神話あたりの話が好きです。

北欧神話を好きになった理由は、トール(マイティ・ソーの元ネタ)とロキの義兄弟珍道中が好きで、

ギリシャ神話はこの間話したアルテミスとアポロンの性悪兄妹の話のあまりの駄目っぷりが好きだったからです。

性格悪いですね。

でもこの兄妹と主神夫婦の話は面白くも胸糞な話が多いので是非一度読んでみて欲しいと思います。

 

さて、本題ですが、賢治さんの作品には度々「孔雀」という単語が出てきます。

孔雀石のような色だと表現したり、光や星、現象そのものを孔雀のようだと例えたり、枚挙に暇がありません。

特に私が昔から触れていた「春と修羅」には多く用いられている気がします。

前述の通り星や現象を表す描写だったりすると思うのですが、春と修羅という作品自体、

賢治さんの苦悩や迷いが見え隠れする作品なので、僕は「マハーマユリ

仏教でいうところの「孔雀明王」という女神様を連想しました。

 

孔雀明王とは、怒りの表情や険しい表情など、兎角恐ろしい表情をしている明王の中でも唯一

優しく、美しく、柔和な表情をたたえた菩薩形を持ちます。そして、先ほど申しましたように、この仏様は女性であるのです。

さらに美しいのです。あの美しさと獰猛さを併せ持つ孔雀モチーフの神様が美しいのは納得ですよね。

派手な見た目なのはオスの方ですけども。

 

そして何も、名前だけでこの孔雀明王を連想したわけではありません。

孔雀明王は、孔雀の毒蛇を食らうという性質が神格化された存在であるため、一切の諸毒、困難、災厄を取り除く功徳を持ちます。

更に人間の三毒を取り払い、仏道へと導く存在であるとも言われています。

事前に孔雀に対しそういうイメージを持っていた僕なので、

この煩悶とした内容の多い春と修羅の中に「孔雀」という文字を見つけると、

その苦難と折り合いをつけたかったのか、そこから救われたかったのか、将又その救いの功徳とはどんなものなのか知りたかったのかな、

などと咄嗟に思ってしまいました。

孔雀石など割とマニアックな石などについては明るくなかったので、特に。

語彙辞典を頼りに作品を紐解いてみるともっと深い意味を知ることができるのですが、

上述の解釈が一般的になり、孔雀明王を信仰する宗派も多いことから、きっと賢治さんはご存知だったんじゃないかなと思います。

 

また、この孔雀座に関してもギリシャ神話において割と悲惨なお話があるのですが、それはまた別の機会に書くことにします。

長くなっても仕方ないしね!

 

恋に、仕事に、日々の仕事に悩んだときは、この孔雀明王に祈ってみるのも、いかがでしょうか?